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ギブアップです [雑談]

他の農家は、収益のため出荷してますが、私たち夫婦は、出荷もせず長いこと「健康管理の一環」と考えて、柿を育てて来た。

我が家で必要な分だけ取って、残りは全部欲しい人に上げてきました。

その柿団地で、1人の独身女性の管理している柿の木があります。

彼女の管理している柿の木は6本です。

その彼女のために長いこと骨身も惜しまず、手となり、足となり、手助けをしてきました。

頼まれれば二つ返事で何でもしてあげた。


彼女が柿の収穫で脚立から落ちて複雑骨折をした時も、彼女の出来ないことは代わってやって助けてきた。

複雑骨折だったので腕も曲がらず、何をするにも思い通りにいかない彼女

当時は私たちに助けられて、仕事のやって上げた後、「アリガトウ」の感謝の言葉が口から出ていた。

毎年「無理しないでいいよ 私たちで、できることはしてあげるから……」と手伝ってきた。

「健康に感謝してやっているから気にしなくていいよ」とやって上げた。


しかし彼女を助けて来た仕事は20年以上も経つと、いつしか 私たちの仕事となり、やってくれるのは当たり前になっていた。

彼女にとって私たち夫婦は召使か下僕にしか感じなくなっていた。

何も管理をしない彼女、友達と麻雀したり、食事会に行ったり、柿団地へ足を運ぶことなかった。

自分の仕事でありながら、私たち夫婦が黙っていてもやってくれるのが当たり前。


そんな感覚になっていた。

我が家が管理してきた柿の木は3本、彼女の柿の木は6本です。

その彼女の柿の肥料代も我が家が全部負担し、石灰撒きから始まり、肥料撒き年に2回、剪定、切り落とした枝の処理、摘果、収穫、2人で全部やってきた。


彼女の出番は、実った柿を収穫するときだけです。

その収穫も脚立に上がれない彼女のために、私たち夫婦が全部収穫してあげて……!

毎年、敷物を敷いた場所で座っている彼女に、全部収穫してあげて……。

彼女の柿の収穫は終わったので、翌日我が家の収穫に出かけた。

翌日、柿団地へ着いたら我が家の柿が無い???

犯人は彼女、前日 私たちの帰る頃見知らぬ人が車に乗って入って来た。

「誰か来たよ」と言ったら「知り合いだ」と彼女は言っていた。

気にもせず そのまま帰った私たち……!

自分の柿は私たちに収穫させ、我が家の柿は彼女が勝手に知人にみんな収穫させ、くれてやったのです。



1年間働いて育てたのに、自分たちの柿が無い。

見た瞬間、ショックで言葉も出なかった。

我が家の柿は、彼女の選別した人に上げられないハネ物だけが手元に残った。


あまりにも身勝手……!

人の道から外れたことを出来るなんて、どんな神経なのか分からない。


恩を仇で返されたバカ夫婦の話です。

毎年、我が家の柿を楽しみにしているお隣さんやお友達に、「こんな訳で今年は無いのよ、上げられません」、と話したら、私以上に腹を立てて。

「そんなバカな話有るか……来年からは絶対やって上げないこと」と私以上に怒ってました。


このショックで腹が立って眠られず、ブログ更新する気も起きず、でした。


経緯から詳しく書けば小説になります、かいつまんで書きました。


これが問題の我が家の柿です。
よそは不作でしたが、世話が良くて豊作でした。
kaki1.jpg




我が家の柿は、知らないよそ様に収穫されてしまい、待っている人たちに上げられなくなった柿です。
kaki2.jpg


収穫する前に「これから頑張るぞ」と撮った写真です。



この問題で、立ち上がるのに時間がかかりました。

考え方を切り替えたので、もう元気です。



またお越しください。
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